豊かなセカンドライフ
誰しも、悩みや不安はあるものです。
50代になると、
「定年退職」「年金支給」「介護」等、といった単語が身近に感じられる今、定年後の生活、人生の締めくくりを考える時期なのかもしれません。
まだまだ人生先は長いです。終わりまで、充実した日々を過ごしてイキイキと生きたいものですね。
「人を知る者は智なり、自らを知る者は明なり」
知人者智、自知者明(老子)
自分のことは案外わかっていないものです。まだまだ、先はあります。妥協してしまうのはもったいない。
何もしなくても、時は刻まれます。
~平均寿命・健康寿命~
健康寿命とは、心身とも自立して日常生活を送ることができる年齢。
つまり、平均寿命と健康寿命の差 = 誰かの支援や介護を必要とする期間になります。
~老後資金~
「老後資金は、3,000万円必要だ」と言われます。
では、試算してみましょう。
まず、支出。政府統計データ 家計調査2017年度(二人以上の世帯)より
収入は、公的年金等が中心になります。
収入平均21.3万円ー支出27.6万円=マイナス6.3万円/月
1年間で、6.3万円×12か月=マイナス75.6万円
65歳から、80歳までとして25年。25年×75.6万円=マイナス1,890万円
医療技術発展で、平均寿命は年々増加しています。100歳まで生きるとすると・・・
長寿がリスクとならないために、今しておくべきことは。
ただ、平均値は、あくまでも平均。
いつまで、働く予定?
退職金は?
年金支給予定は?
資産(土地・建物、預貯金、保険等)は?
統計は参考にするレベルにとどめ、しっかりと自らの状況を把握することが重要ではないでしょうか。
また、こんな考え方はしていないですか?
今後、特に老後のことは色々心配だが・・・自分だけは大丈夫!
まだまだ先のこと、落ち着いたら考える。(気持ちはいつでも20代30代)
親も元気だ、自分のことは自分でやれる。(いつまでも親は親)
今は、仕事や子どもことで忙しい!(まず優先は子どもの事)
自分自身の定年後・老後はイメージできない!(若い者には負けない)
高齢者の3Kとして、金・健康・孤独と言われます。
この観点から、焦点を絞って、現状を確認してみましょう。
P(計画)の前に、まずは現状確認です。
「同情するなら〇〇をくれ!」
ではないですが、「気持ちがあるなら、すぐ行動!」
コチラからダウンロードもできます。(A4 1頁 267KB)
質問です | ○or× |
今、幸せであると言えますか? | |
今突然終焉を迎えても悔いはありませんか? | |
今も、趣味や生きがいはありますか? | |
家族関係は良好ですか? | |
今の肩書・名刺が無くても、付き合える人・助けてくれる友がいますか? | |
近所付き合いできていますか? | |
万一の健康を害した時に、面倒をみてくれる人はいますか? | |
外出時等に急に意識が無い状態になった時、連絡が取れるようにしていますか? | |
健康を維持するために何かやっていますか? | |
何でも相談できる主治医はいますか? | |
病名告知・延命治療、尊厳死について、自らの意思を決めてありますか? | |
病気や怪我をした時の、医療費・保険について理解していますか? | |
多少不自由になってでも、自分でやれることは自分でやりたいですか? | |
介護を託せる人、介護を受ける場所を決めていますか? | |
要介護状態・認知症になったとき、どう対応して欲しいか意思を決めていますか? | |
介護保険制度を知っていますか? | |
親の健康状態や日常生活の状況を知っていますか? | |
親の収入・支出、資産を把握していますか? | |
終活をしていますか? | |
家族に感謝の言葉を掛けていますか? | |
ご家庭の現在の資産を把握していますか? | |
自身の死亡保険の内容を理解していますか? | |
争続(族)という言葉を知っていますか? | |
デジタル終活を知っていますか? | |
ご家庭の世帯収入・生活費(支出)を把握していますか? | |
子供の結婚、孫の誕生等、ライフイベントの準備はできていますか? | |
ねんきん定期便の内容を確認していますか? | |
働いている会社等の定年年齢・再雇用制度・退職金規定は知っていますか? | |
定年後の公的年金を含む収入・生活費を把握していますか? | |
定年後も安定して住む場所はありますか? |
如何でしたでしょうか?
チェックで、×になった項目で、自分自身での優先度を決めて、その対策を考え・実行してみませんか。