「みる」には、
見る・観る・診る・看る等がありますが、
気を配って世話をすることが
「看る」でしょうか。
昨日、阿川佐和子さんの本「看る力」の紹介がされていました。
介護には、看る人・看られる人によっても、その考え方や方法は様々だと思いますが、参考になるのではないでしょうか。
因みに、介護施設や老人ホーム等も、方針が様々だと言われます。
親の入居を検討する場合、費用や場所以外に、望む介護かどうかを確認できると良いですね。その為には、どうして欲しいとおうことがある程度明確になっている必要があります。
例えば、食事。
若い時と同じような調理方法では食べられないかもしれませんが、好きな物を好きな時に口にできたら嬉しいですね。
本の「好物は喉につまらない」は分かりませんが、そう信じたいです。
高齢の母親に、身体に良くないからと、好きな物を制限されるのを見るのは辛いです。
食べ物によって人間の身体は出来ている訳ですが、食べてすぐ影響が出るのであれば、誰もダイエットで悩んだりしませんね。
ある程度の蓄積によってできてくるものだと思っています。
本の紹介の中で印象に残ったのがもう一点
どんどん物忘れをしていることに一番気づいているのは自分自身。
実は、看られる側も苦しんでいるということ。
自分で気づいているのに、子どもに責められて
辛いですね。
介護保険制度は、以前のように家族で介護するということができないため、社会全体で支えていこうという制度です。
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