淡路島の老人ホームでインフル74人が感染、
7人が死亡というニュースがありました。
ご冥福をお祈りいたします。
入所者165人のうち62人と、
職員28人のうち12人が
インフルエンザを発症したということです。
集団感染の発生後は、
感染防止マニュアルに基づき、
発症した入所者に個室から出ないよう
求めるなど感染拡大の防止に
努めたということです。
今年は、身近なところでも、
かなりインフルエンザを発症しています。
気を付けたいですね。
予防はなんと言っても、
手洗いが一番大事と言いますので、
しっかり30秒以上かけて
洗いたいですね。
紅茶が良い
歯磨きを1日4回以上すると良い
等も最近よく聞きますが、
やはり手洗いは外せません。
今回の集団感染した老人ホームは、
養護老人ホームでした。
老人ホームなのに、
入所者165:職員28=約5.9:1
職員配置は適正?
そもそも養護老人ホームとは?
高齢者向け施設も色々あって分かりにくいですね。
高齢者向け施設(老人ホーム≠介護施設)
高齢者向け施設には、
特別養護老人ホーム
老人保健施設
介護療養型医療施設
軽費老人ホーム(ケアハウス、A型、B型)
養護老人ホーム
有料老人ホーム(介護付き、住宅型、健康型)
知症高齢者グループホーム
など様々あり、
その入所条件も異なります。
今回の、養護老人ホームと
頭に「特別」がつく特別養護老人ホームでは、
大きくことなります。
特別養護老人ホーム
65歳以上の者であって、身体上又は精神上著しい障害があるために常時の介護を必要とし、かつ、居宅においても常時の介護を受けることが困難な高齢者に対して、入所サービスを提供する施設です。要介護者(原則要介護3以上の方)が対象です。
養護老人ホーム
65歳以上の者であって、環境上の理由及び経済的理由により居宅での生活が困難な者を入所させ、社会復帰の促進や自立した生活を送ることができるよう必要な指導及び訓練等を行う施設です。自立している方が対象です。
養護老人ホームは、自立している方、
つまり介護を必要しない人が入所します。
終の棲家として考えていても、
条件に合わないと入れない、
又は条件に合わなくなったら出ないといけない
ということがあります。
高齢者向け施設には、
老人ホームも含められますが、
老人ホームのすべてが
介護施設ではないということになります。
職員配置
介護施設の場合、介護保険法により
人員配置(職員配置)が定められています。
介護付有料老人ホームと
特別養護老人ホーム(特養)ですね。
最低基準3:1
(入居者3名に対し介護または
常勤看護師の直接処遇職員1名)
というものがあります。
要支援の場合、3:0.3とまた異なります。
養護老人ホームは、自立した方を対象ですので、
定められていないということ。
職員配置が多いケース、
また少ないケースの場合、
どのような入居者の状況か、
またサービス状態なのかを
確認が必要かもしれません。
職員配置が多い=人件費が掛かり、
入居費用も・・・
要介護者ばかりで、
少ないケースは・・・