「親なき後」「介護者なき後」という問題
子どもの将来を心配する親御さんは多いと多います。
障がいを持つ子
介護状態の子
引きこもりの子
他にも、金遣いの荒い子等も心配ですね。
残念ながら、人には寿命があります。
先に生を受けた者が、先に亡くなることが
確率的にも多いのが通常だと思います。
また、亡くならないまでも
加齢と共に衰えは誰でも出てきます。
今までできていたことができなくなることも。
もし、認知症になってしまったら、
病気になってしまったら・・・
親・介護者なき後のなきが亡きとしていないのは、
必ずしも亡くなってから出てくるという訳では
ないということです。
問題としては様々なことが考えられますね。
1.お金をどうしようか
生活費や医療・介護費等の支払いを含む管理ができるか
収入を得ることができるか
2.住む場所をどうしようか
同居していた場合、独り住まいで対応できるか、
グループホームや介護施設等への入居ができ、適応できるか
3.相談や色々な手続きを代行してくれる人をどうしようか
他にも色々あると思います。
子どもに兄弟がいたとしても、
その兄弟姉妹に負担をさせてしまっていいものか
悩みは尽きませんね。
逆パターンですが、
寿命が伸びてきたことにより、
子どもが先立つことも珍しくなくなってきました。
介護が必要な親を遺して先立つことになった場合、
その後の心配は尽きません。
社会保障によって、何をどれくらいまでしてくれるか、
親依存を少しでも早くなくすことができないか等
時間を掛けて少しずつ準備していく必要がありますね。
成年後見制度、家族信託もあります。
収入面で考えると、
親の生命保険での死亡保険金で遺すことが考えられますが、
一度にお金が入っても管理しきれないと考えた場合、
保険信託という考え方があります。
死亡保険金を、
一括や年金で受け取るのではなく、
必要な生活費を受け取るというような考えです。
どのような心配があって、
どうしていきたいかによって備えも異なってきます。
このようなご相談がありましたら、ご連絡下さい。