堺屋太一さんが亡くなられ、
約20年程前に書かれた
「平成三十年」がよく紹介されています。
様々な統計データ等からの推計により、
こうなるであろうということを書かれています。
「晩婚化」
「男性の生涯未婚率23%」
男性の4~5人に1人が生涯未婚。
晩婚化については、
統計データの推移を見ていくことで
素人でもある程度予想できますが、
男性の生涯未婚率を、
具体的な数値までというのはスゴイですね。
しかし、
生涯未婚率で、なんで男女差が大きいのか?
平成27年国勢調査のデータで確認してみました。
全人口での割合では、女性の人数の方が多いものの、
50歳未満で見ると、男性の方が多いんですね!
となると、自ずと、男性が残る。
基本的に5年毎で西暦が5の倍数の年に国勢調査は行われ
次回調査の2020年では、
55歳未満の男女比で、男性の人数が上回ると思われます。
晩婚化、生涯未婚率が上昇することで、
少子化が進むことになります。
日本の人口の推移を見てみると、
明らかに、
65歳以上人口比率の増加
14歳以下人口の減少
が分かります。
子どもが少なくなることにより、
親の介護の負担が大きくなってきます。
その対策として介護保険制度ができていますが。
晩婚化に伴い、
親の介護と育児を同時に行う
ダブルケアとなることも多くなります。
また、
シニアライフの土台と言える公的年金制度は、
世代間扶養(世代間扶養の賦課方式)であり、
受給世代の年金給付費を、
その時の現役世代の保険料負担で賄う
仕組みとなっています。
現役世代の頃は、
誰の助けも要らないということも多いと思います。
高齢となった親の年代になった自分を想像すると
どうでしょうか。
親が高齢で中高年の引きこもり
「8050問題」も深刻な社会問題となってきつつあります。
自らの老後の備え、
亡き後の備え、
考えなくてはいけないことが多くありそうです。