両親がどのように生まれ育ってきたか、
また、どのように出会い、今があるか。
知っている人は少ないかもしれません。
今日、あるフォロワーさんのつぶやきを目にしました。
(原文そのまま)
友人が親の介護を終え、報告をしてくれた。
介護職やケアマネって、「要介護の利用者さん」しか知らない。
利用者さんは昔から要介護だったわけではない。
少しでも親の輝いていたときの姿を知ってほしい。知ろうとしてほしい。
友人はハンカチで目を覆いながらそう呟いていた。
如何感じたでしょうか?
要介護状態、認知症になった人を
殆ど家族以外の人は、
介護される前までの状況を知らずに、
介護をすることになります。
昔、大きな会社の役員だったとか、
大臣だったとかでは、勿論ありません。
誰しも、両親の元生まれ育ち、
学び、遊び、働いて、年を重ねていきます。
結婚式披露宴での
プロフィールムービーを観ると、
ホンの僅かな時間でも
一人で育ってきたわけではないという
想いが強くなってくると思います。
この結婚という時期が
まず親に感謝する絶好の機会ですね。
親となり子どもが育つと、
子どもがこのプロフィールムービーを作るという場合、
昔の写真を見返す時期ですが、
自分自身のことでも覚えていないことが多くあります。
高齢となった両親は、もっと長い期間ですので、
より記憶が薄くなっていると思います。
亡くなった後のお葬式会場で、
故人の昔からの写真を貼りだすこともありますが、
まだまだ元気が時に、
整理をしていくのも大切だと感じました。
両親にも、
小学生や中学生などの学生時代
20代30代の頃がありました。
そう、両親も昔は若かった!
終活(エンディングノート)は、
自分亡き後のことを整理して遺すもの
というイメージが強いのですが、
これからの人生をどう生きるかを
考えるものでもあります。
また、自分を振り返ることで、
先祖に感謝する気持ちになると思います。
年々、直近のすぐ前のことを
忘れてしまうことが多くなっても、
昔のことは意外に覚えているということもあります。
兄弟等親族と話をしたりして、
思い出すこともあると思います。
親の資産を聞きだすことや
親の死後のことを整理する前に、
親の生い立ちを整理してもらうのは
良いのではないでしょうか。
自分史や家計図を作ると
言ってくれるかもしれません。