総務省統計局で毎年のデータが
公開されています。
総務省統計局 家計調査
(以下、統計データ・グラフは、このデータより。)
最新(2017年)の
二人以上の世帯のデータで確認してみます。
平均値と中央値とありますが、
平均値は、総和÷世帯数ですね。
平均は、飛びぬけた数字があると
どうしても、そちら側に寄ります。
中央値は、小さい順に並べて、
ちょうど真ん中にくる値です。
図➀が、全体のものとなります。
図②が、勤労者世帯のものとなります。
勤労者世帯とは、世帯主が
会社・官公庁・学校・工場・商店などに
勤めている世帯を言います。
会社や団体の経営者・役員等が除かれます。
今回は、「一般家庭の」としましたので、
図②を参考にすると、
平均貯蓄高は、1,327万円
中央値としては、792万円
となります。
如何でしょうか?
いや、いや、いや、
そんなに・・・
ですか?
安心したー
ですか?
2017年のデータで見ると
預貯金ばかりではないということが分かります。
約1/4は生命保険です。
養老保険の満期保険金、
終身保険の解約返戻金等があります。
預貯金に次いで多いのが分かります。
意外と気にしていないってことありませんか?
確定拠出年金などもあるかもしれません。
生命保険は、自分亡き後の
遺された家族のための生活資金や
相続税対策だけでなく、
自分自身の老後資金としても
備えるものでもあるということですね。
他にも
有価証券や
金融機関外(これは何でしょうか(笑))
があります。
貯蓄だけでなく、
負債も見てみる必要があります。
住宅ローン
教育ローン
自動車ローン
などがあるのではないでしょうか。
年代別では、
40歳未満は、負債の方が多く、
40歳代で、貯蓄と負債が同額近くに、
(40歳代で貯蓄が1,000万円程度)
50歳代で、貯蓄が上回る
となっています。
60歳代
70歳代
も負債が残るものの
貯蓄は、2,000万円超!
40歳の人が、20年間で
1,000万円貯蓄を増加するとなると
1,000万円÷20年÷12か月≒41,700円
退職金制度もなくなりつつあり、
終身雇用で、1か所で勤め上げる人も
少なくなり、退職金は多くは望めませんね。
親の遺産を当てにもできないでしょう。
確定拠出年金を始めるのも一手です。
このような統計を参考で見るより、
自分自身のマネープランをしてみることが
大事だと考えます。
どのような暮らしを望むのか、
現時点で考えておき、
考えが変化したら、見直せばよいだけです。
PーDーCーAのP(計画作成)を
しっかりしておくことで、
実行も確認も見直しもやりやすくなります。