はじめに、
公的年金制度の仕組みは
どうなっているのかをおさらい
年金の積立金や税金も使われますが、
いま働いている世代(現役世代)が
支払った保険料
▼
仕送りのように
高齢者などの年金給付に充てています。
「世代と世代の支え合い」
という考え方を基本。
(これを賦課方式という。)
「人口ピラミッド」という図になりますが、
年齢構成を見ると、
ピラミッド型になっていたものが、
少子高齢化の状況に変化しています。
第二次ベビーブームの世代(現在45歳位)が
年金支給が始まる20年後は
逆ピラミッドに近い状態になるかもしれません。
さて、本題の
公的年金(老齢年金)の受給について。
何歳から?
また一体いくら?
誕生月になると郵送されてくる
ねんきん定期便を見たことが
あると思います。
50歳になると、
赤枠で囲った通り、
何歳から受け取ること可能か、
1年間の受取見込額が明記されます。
ただ、あくまでも見込みであって、
収入が現状維持としてということです。
年金を受給する年齢になってから、
貯蓄を増やす、
年金を増やす、
ということは困難です。
逆に、50代はまだ手があるのでは
ないでしょうか。
自営業・個人事業主の場合、
厚生年金に加入していないため
公的年金は多くありません。
・確定拠出年金
・国民年金基金
・小規模企業共済
・生命保険
など手はあります。
これらは、加入条件がそれぞれで
異なります。
単純な積立ではなく、
節税対策にも繋がります。
ピラミッド型が崩れてきましたので、
各個人で対策を取りやすいように
なっているという感じでしょうか。
老後生活は、
この公的年金と貯蓄が土台となり
構築されていくことになります。
安心した老後を迎えるためにも、
と50代の方はまだまだ感覚かもしれません。
一度、シミュレーションを
してみると良いと思います。