先週金融庁が発表した
「高齢社会における資産形成・管理」により
連日のように”2,000万円の不足”が
クローズアップされています。
「公的年金だけでは
不足する可能性がある。」
確かに、年金制度を維持していくために
「マクロ経済スライド」という
少し分かりにくいものを使って
年金給付額を調整しています。
昨日の記事で書かせてもらいましたが、
人口ピラミッドが少子化が進み
完全にいびつな形になってきましたので、
若い世代にそのまま負担が掛からないように
調整をしている訳です。
そのため、年金給付額は減少傾向です。
退職金も減少傾向です。
では、やはり・・・
と考えるのは早計ではないでしょうか。
現役世代の現状と支出を変えずに
暮らしていくと不足する可能性は
高いと思われます。
「所得代替率」というものがあります。
現役世代の手取りに対する、
給付開始時の年金額の割合です。
仕組み的に、
現役時代に収入が多い世代は、
所得代替率が低くなると言われます。
また、収入が多い世帯は、
それだけ支出も多くなり、
資産形成ができていない傾向にある。
そう。
大切なのは収入と支出のバランスですね。
はい。
そんなことは言われなくても
分かっていることだとは思います。
では、
あなた(家庭)は、
・現在の収入、退職時の退職金は
どれくらいありますか?
・定年後のどう働きますか?また、その収入は?
・現在の貯蓄(預貯金、株、生命保険等)は
どれくらい保有していますか?
・何歳から幾らの年金受給がありますか?
・現在、1か月当たりの支出はどれくらいですか?
(1年間平均で)
そう、
知っていると分かっているは違いますが、
分かっているとできるも違いますね。
もし、今回の報道で、
老後の不安が増したが、
何をやれば良いか分からない。
または、
NISAやiDeCo(イデコ)や、
年金受給の繰り下げ・繰り上げ
などに興味が出た!と言う場合は、
まずは、
自分(家庭)自身の現状と
今後の動きを把握から始めることを
お薦めします。
それも50代で
自ら選択が可能な時期に。
見える化(可視化)することで、
課題や原因が見えてくることも
あります。
源泉徴収票を見ても
収入(手取り)がよく分からない
ねんきん定期便を見ても
年金受給額見込みがよく分からない
見方はネットでも検索可能です。
ただ、ねんきん定期便は、
少し記載内容を読み解く必要が
あるかもしれません。
当社では、
「ねんきん定期便の見方」の
パーソナルセミナーを実施します。