誠にお恥ずかしい話ですが、
この”年金100年安心プラン”という表現
先日の金融庁発表の報告書以降の
報道で初めて意識しました。
初めて見聞きしたと言いたいところですが、
多分今までスルーしていたのでしょう。
人間の素晴らしい機能ですね。
興味の無いことは入ってこない。
このプランが出たのが2004年と
今から15年前。
まだまだ年金に関しては無関心でした。
では、どういうプランでしょうか。
老後生活を年金だけで過ごせます。
と言っている訳ではありません。
年金100年安心プラン
1.保険料は18,3%を上限に2017年まで段階的に引き上げ、
それ以上保険料が上らないようにした
2.もらえる年金はモデル世帯で
現役世代の手取り収入の50%を確保
年々社会保険料が増えていったのを記憶しているでしょうか。
これでもう年金保険料”率”は、上げませんと言っています。
(介護保険料や健康保険料は別です。)
言い換えると
今後、年金保険料の負担は、給与・賞与が同じなら
負担は増加しない。
現役世代の手取りの1/2は年金で確保。
老後資金の土台は確保、
ただ、自分の生活環境に合わせて
色々と備えが必要になりますね。
増やすだけでなく、
生活の見直し(ダウンサイジング)も重要です。
本日は、ここまでがメインです。
以下は、参考までに。
日本年金機構のHP
厚生年金保険料額表には、このような記載があります。
厚生年金の保険料率は、
年金制度改正に基づき平成16年から
段階的に引き上げられてきましたが、
平成29年9月を最後に引上げが終了し、
厚生年金保険料率は18.3%で固定
されています。
もうひとつの、
現役世代の手取り収入との割合
ですが、
これに関しては、先日も
少し書かせてもらいました。
所得代替率というものですね。
50%を確保としていますが、
平成26年時点で、
モデル世帯は62.7%
平成16(2004)年年金制度改正
保険料負担が増すこと
年金受給額が3~4割程度抑制されること
これらに対処するということで改定。
年金100年安心プランの
具体的な実施内容ということです。
詳しくは、
年金積立金管理運用独立行政法人HP
をご覧ください。
要点としては、4点
①保険料水準固定方式の導入
②給付水準を自動調整する仕組み(マクロ経済スライド)の導入
③基礎年金国庫負担割合の引上げ
④積立金の活用
➀は、前述の通りです。
②は、物価等に合わせて調整では、
現役世代の負担が多すぎるため
調整しますというもの。
③は、基礎年金の国庫負担割合を
3分の1から2分の1に引き上げ。
(国庫負担を増加)
④は、国庫、保険料以外に
10%程度は、積立て運用します
ということのようです。