一般的に家庭で言う電気料金には、
電灯や一般家電を使うための
電灯契約があります。
また、家庭によっては、
IHクッキングヒーターや
業務用空調機等
200Vを使用する機器を
導入をすることがありますが、
この場合は、
「電力(動力)契約」となります。
一般家庭や商店等の場合、
この電力契約は低圧契約となりますが、
この分に7月~9月の3か月間
夏季料金が設定されます。
通常期より割増しとなります。
(北海道電力以外)
電気料金
電気料金は、以下の通りです。
➀基本料金 (使う最大容量 )
+
②電力量料金 (実際に使った量)
電力量単価×使用量+燃料費調整単価×使用量
+
③再生可能エネルギー発電促進賦課金
再生可能エネルギー発電促進賦課金単価×使用量
②は、毎月燃料費調整があり
価格変動しています。
③は、5月より1年間
同一の単価となりますが、
この制度が始まって以来
右肩上がりとなっています。
燃料費調整単価は、
3か月間の燃料費平均を
2カ月後に適用します。
3月~5月分で、8月適用です。
毎月月末に2カ月後の単価が
発表されます。
中部電力の最近の単価推移です。
(8月分単価まで入っています。)
中部電力は、
天然ガス(LNG)が多いため
ガソリン代の推移とは一致しません。
夏季料金
夏季料金は、
電気料金の中の
②電力量単価が
割増となります。
例えば、
中部電力の場合の一例です。
通常期 15.21円/KWh
夏季 16.73円/KWh
何故?
年間の需要量で
多い時期に当たります。
電気料金を抑える
一般家庭の場合、
基本料金は、各機器の容量の総和で
設定されると思います。
同時に使用する可能性が高いので、
これを下げるのは難しいです。
となると、電気料金を抑えるのは、
使用量の抑制ですね。
夏と言えば、やはりエアコンでしょうか。
あの猛暑の中、
エアコンを使用しないのは
非常に危険です。
まずできることは、
エアコン室内機のフィルター清掃
目詰まりしていると
10%~20%位は簡単に変わります。
室外機の吹出し口周辺の清掃
エアコンは室内と室外の
熱交換をしています。
吹出し口周辺に物が置いてあったり、
草木が茂っていると
熱交換が思うようにできません。
コンクリート面や屋根の上、
西日が当たる場所も
実は環境としてはよくありません。
風通りを確保して、
日陰にしてやるとかなり違います。
また、こまめにオンオフが最適か?
エアコンは始動時が一番
電力を使用します。
室内環境にもよりますが、
常に一定にしておく方が
電力量抑制につながることもあります。
最後になりますが、
契約先の見直しということもありますね。