”最低賃金”という言葉は
よく聞くと思います。
最低賃金は、
最低限支払わなければならない
賃金の下限額であり、
都道府県単位で異なります。
では、”最適賃金”とは、
例えば、
看護・介護・保育関係で
賃金が安いという話題に
なりますが、
これを他の業種と合わせる
ということなのでしょうか?
最適賃金とは、
会社員が60歳以降において手取額が
一番多くなる賃金のことです。
ん???
という感じでしょうか。
働いて得た賃金から
税金や社会保険料が差し引かれ
不可分所得(手取り)となりますが、
60歳以降になると
年金や定年延長に関わり
様々な制度があり
その支給額も考慮する必要があります。
雇用継続制度により
継続雇用となった場合等に
給付される給付金
老齢年金受給開始年齢となると
在職老齢年金
このように説明している
サイトがあります。
「賃金本来の「労働の対価」という性格から離れて、在職老齢年金と高年齢雇用継続給付をフル活用し、一定の範囲で、給与手取と公的給付の合計額(総手取額)が最大になる賃金」
こういうとでうでしょうか
「会社員が60歳以降、定年制度や年金制度を見つめながら、手取り額を一番多くするための賃金」
現時点では、
60歳以降で、
賃金が多い方が、
却って手取総額が少なくなる
という『逆転現象』が
生じることがあり得ます。
働く目的は、
決して賃金だけのためでは
ないと思いますが、
それでも、
頑張って働いて得る対価が多いと、
手取りが少なくなることが・・・
今後も、
在職老齢年金の見直しや
定年年齢70歳化等が行われると
こういった制度も
色々と変動していくと思われます。
いざその年齢になってから
考え出しても何の対処も
できない可能性もあります。
現役世代特に50代の方は、
60歳以降の働き方の方向性検討、
老齢年金の受給見込額等を
しっかり押さえておいた方が
良いのではないでしょうか。
まず何から?
と思ったら、
「ねんきん定期便」で
老齢年金受給開始年齢
受給見込額
これを世帯として見る。
ここから始めてみませんか。
一つ始めると
次の行動のきっかけとなる筈です。