やはり使いやすいものは、現金ですね。
ただ、タンス預金は盗難や火災のリスクがあり
利子も発生しません。
そこそこの金額だとすると、
相続の時も面倒なことになりかねません。
因みに、貸金庫などに
現金を預け入れして、
万一その施設が被災してしまった場合、
タンス預金と全く同じことになりますね。
そういう意味では、
普通預貯金は安心だと思います。
ノーリスクノーリターン。
ただ、
認知症発症や、死亡してしまった場合に
口座凍結ですぐに名義変更や現金化
できないということも有り得ますが。
現金は、1円は1円の評価です。
金融審議会「市場ワーキング・グループ」の
報告書の資料の中の図です。
金融庁の資料ですので、
上場株式の評価について
見直しが必要という内容ですが、
(評価時点と納付期限までの価格変動リスクがある)
ここでは、預貯金同様
100%の評価という点を
見て下さい。
ネットでの取引をしている場合、
その存在を遺族が知るのが
かなり遅れてしまうことも
あります。
それに比べ、
土地建物はどうでしょうか?
実際の取引価格より
割り引いた価格で評価されます。
そのため、
資産が多い人は、
不動産で相続するという場合があります。
先日の投稿
「にんげんだもの どう分けるか~遺産相続~」
では、不動産の分け方は難しいと
書かせてもらいましたが、
他の資産で調整できる人は、
相続税対策として不動産で保有という
考え方をする人が多いです。
相続税対策&現金化として
生命保険を使うケースもあります。