「未来の年表」という本をご存知でしょうか。
この本の作者であり
厚生省検討会委員会、
農水省第三者委員会、
人口減少知策総合研究所理事長、
幾つかの大学教授
等を務める河合雅司氏の
セミナーを聴いてきました。
プレゼン用資料や
セミナー資料を
作成するの辺り、
様々な統計データを見ますが、
見る角度は色々あるなぁと
再認識しました。
色々な内容のお話がありましたが、
今日は、『少子化』について。
超高齢社会の現在は、
少子高齢化と言われる通り、
年間出生率の減少の影響が
非常に大きいのは
言うまでもありません。
総務省が、昨日7月10に発表の
人口動態調査で、
今年1月1日時点で
国内の日本人は
1億2,477万6,364人
2018年に生まれた日本人は
92万1,000人
死者数は136万3,564人
昨日のセミナーの裏付けにもなる
出生数が過去最少を更新し続け
年間死亡数も同様。
ということは、
日本人の人数は毎年減少を
続けるということになります。
2018年は43万人の減少です。
これが続き、2040年頃には
年間80万人近くが減少すると
推計されています。
この人数、
現在の浜松市の人口が
まるまる減少するというレベル!
そこで、
誰もが考えるのが少子化対策です。
直近の合計特殊出生率
(1人の女性が生涯に産む子どもの数)
1.43人です。
この数値を見ると、
「1人か2人」というように見えますが、
実際には、子どもがいないか
子どもが2人以上というケースが多いと
いうことでした。
今、少子化対策により
出生率が上がったとして、
人口減少がすぐに収まるか?
仮に今年合計特殊出生率が
2人以上になったとしても、
人口減少は向こう20年は続く。
理由は、
母親になる女性の人数の減少です。
生む生まないではなく、
出産期にある
20歳~40歳頃の女性の人数は、
今から増やすことができない!
ここです。
全人口での割合では、
女性の人数の方が多いものの、
50歳未満で見ると、
男性の方が多いと
データで出ています。
少子化による影響は、
以前書かせてもらいましたので
ご参照下さい。
50代にも影響する少子化加速 ところで、合計特殊出生率って?
人が首都圏に集まると言われますが、
東京でも一部の地域だけであり、
地方でも、県庁所在地等に
集中する傾向にあるということです。
その結果、
毎年、
出生届けがゼロの自治体が数か所、
また、1桁台も相当数あるということです。
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