ベストセラー「未来の年表」作者の
セミナーを聴いてきて第2弾です。
前回は、~少子化~について
書かせてもらいましたが、
今回は、~超高齢社会~について
最初に、言葉のおさらいから。
”高齢者”とは、65歳以上の人を
差しています。
総人口に占める、65歳以上の人の割合を
高齢化率と言いますが、この数値が
7%を超えると「高齢化社会」
14%を超えると「高齢社会」
21%超は「超高齢社会」
です。
平成29(2017)年10月1日現在の
平成30年版高齢社会白書では、
高齢化率は、27.7%です。
この高齢化率は更に上昇傾向。
セミナーでは、
超高齢社会の4大特徴として
この4つを上げていました。
・高齢化する高齢者
・女性高齢者の増加
・1人暮らし高齢者の増加
・貧しい高齢者の増加
2050年頃までは、
高齢者の人数は増加しながら
日本人の総人口は減少。
令和の時代は、
「高齢者対策の時代」
高齢化する高齢者
高齢者は、65歳以上の人ですが、
75歳までを前期高齢者
75歳以上を後期高齢者
と言っています。
高齢者でも、後期高齢者の人数割合が
増加していきます。
人口ピラミッドで一目瞭然ですね。
「2025年問題」
団塊の世代が2025年頃までに
後期高齢者(75歳以上)になり、
介護・医療費などの社会保障費の
急増が懸念されている問題です。
前期高齢者と後期高齢者では、
介護認定者数も多きく異なってきます。
女性高齢者の増加
平成30年版高齢社会白書では、
65歳以上人口を男女別にみると、
男性は1,526万人、
女性は1,989万人。
平均寿命が違いますので、
納得の数字かもしれません。
やはり、人口ピラミッドを
見ると後期高齢者の女性が
多いのが分かります。
90歳以上は、
女性の2人に1人
男性の4人に1人
後期高齢者は女性が多い。
1人暮らし高齢者の増加
平成30年版高齢社会白書では、
65歳以上の者のいる世帯は
全世帯の約半分。
そのうち「単独世帯」「夫婦のみ世帯」が
増加しています。
特に、
単独世帯=1人暮らし高齢者は、
増加を続けています。
女性の4人に1人
男性の5人に1人
貧しい高齢者の増加
例えば、
最近話題の8050問題
就職難時代に
定職につけなかった人
中高齢でリストラされ、
以後定職につけなかった人
など様々ですが、
親の年金・資産頼りで
生活している人が、
親亡き後に自分の年金だけで
生活をしていく・・・
全体を見ると、
高年齢の1人住まいの女性が
増加するという傾向にある
ということになります。
2040年代は、
少子高齢化ではなく、
無子高齢化に近くなる恐れも
と警告していました。
2040年は、あと21年。
今、54歳以上の人は
後期高齢者になっています。
2040年というと
まだまだ先のような気がしますが、
まさしく私たちのことを
言っています。
人手不足で
介護してくれる人も不足
配送(配達)してくれる人も不足
どうやって生活をしていくのか。
やはり便利なところに移動でしょうか。
とすると、その備えも必要ですね。