会社に勤めていると
会社によっては、
厚生年金基金に加入
している(していた)
ということがあるかもしれません。
はて、この
厚生年金基金とは何でしょうか?
昨日、某信託銀行から
郵便が届きました。
また何かのDMかなと思いましたが、
開封してみると1枚の紙が。
そう、一時金支払の案内と
その支払調書でした。
そう言えば、以前勤めていた会社が
加入していた厚生年金基金が
解散するに当たり、
受取をどうする?という選択の
案内があったのを思い出します。
厚生年金基金とは?
厚生年金保険法に基づき
設立されるものです。
厚生年金の老齢給付の一部を
国に代わって支給する(代行給付)
とともに、
それぞれ独自の年金を
加算して給付するものです。
平成26年4月より新設は
できなくなっています。
公的な国民年金や厚生年金と異なり、
厚生年金基金は、
企業が基金を設立し
管理・運用を行う私的年金制度。
単独型(1つの企業)
連合型(グループ企業等)
総合型(業界の健保等)
会社員の場合、
基礎年金+厚生年金となりますが、
基金は更に、上乗せとなります。
会社が
厚生年金保険料同様
その保険料を折半で負担するなど
加入者にはメリットがありました。
どの会社も加入している
というものではなく、
会社次第ということになります。
また、やはり超高齢社会の今
その運営も厳しくなってきました。
解散ということを聞くことが
多くなりました。
厚生年金基金の老齢年金見込額の確認
50歳以上の方には、
ねんきん定期便で
老齢年金の受給見込額が
掲載されています。
しかし、
この厚生年金基金の分は
ねんきん定期便では
見ることができません。
見込額を確認する方法は?
ねんきん定期便に
アクセスキーが記載されていますので、
それを使いログインIDを取得し
ねんきんネットを使うことで、
厚生年金基金も確認することができます。
転職をした方などは
どの会社で基金に加入していたか
今も存在するかどうかが
通知は着ている筈ですが
覚えていないということも
あるかと思います。
加入していたことがあり
一時金を受け取っていない場合、
年金受給額が出てくるのでは
ないかと思います。
1980年代に会社員と
なったいた方は
基金加入をしていた可能性が
高いかもしれません。
年金の一時金受取り
退職金や
確定拠出年金
中小企業退職金共済等
を一時金で受け取る場合
退職所得となります。
厚生年金基金の
一時金受取りの場合は、
一時所得となります。
他の一時所得と合わせ
50万円を超える分の
1/2の額が
他の所得と合算され
課税対象となります。
受け取り方によって
課税となる場合もありますので
要注意ですね。
一時所得は
生命保険の満期保険料等が
あります。
ただし、支払った保険料は
差し引かれます。