公的年金イコール
65歳から受給資格を得ることができる
老齢年金というイメージが強いですね。
年金は何年受給でペイする?
そうなると、
自分が支払った年金保険料と
65歳から受給できる年金額で
計算すると、何歳でペーできるか
などといった計算をされる方も
いるかもしれません。
令和元年度の
国民年金保険料は、
月額16,410円です。
一方、
老齢基礎年金の満額は、
年間780,100円となっています。
これらの金額は、
基準となる額に対し改定がありますので
誤差が出ますが、
簡単にみると、
満額受給するため
20歳から60歳までの40年間で
40年×12か月×16,410円=7,876,800円
65歳から受給すると、
7,876,800円÷780,100円≒10年
とすると後期高齢者となる75歳ですね。
平均寿命から考えてみると、
如何でしょうか?
平均余命で自分の年齢を加算してみると
平均寿命より大きくなります。
人生100年時代と言われますが、
公的年金は終身受給できるもの!!!
これは、老齢基礎年金だけで
考えていますが、
公的年金には、
障害年金
遺族年金
があります。
つまり、これらの保障が付いた上です。
これを民間の生命保険等に加入すると
し払う保険料はいくらになるでしょうか?
これらの保障があるということを
加味すると
何年でペイという考えは
少し変わってくるのではないでしょうか。
年金の国庫負担
このように考えると
自分の年金保険料だけでは賄えないですね。
そう、国庫負担があるからです。
平成21年より国庫負担割合が、
3分の1から、2分の1となっています。
(記憶しやすいですね、21年から2分の1)
折角の公的年金ですが、
受給要件を満たさないと
受給することができません。
障害基礎年金も遺族基礎年金も
「初診日・死亡日の前々月までの
1年間において、保険料の滞納がないこと」
という要件があります。
これは特例であり、
本来は、保険者期間の2/3以上の保険料納付等が
必要とされます。
国庫負担と言っても
税金等が財源になっていますので、
少子高齢化、超高齢社会が進む上では
どうしても、個人の負担は増加します。
老齢年金の繰り上げ・繰り下げ受給もあります。
我が家のライフプランの作成をしてみると
見えてくることがあると思います。